病院、歯医者など医療を提供するところであっても新規の患者様を増やしたい場合、ネット広告はとても有効な手段として、実際多くの病院が広告を出しています。
一方で、医療機関であっても広告表現の審査があります。
その前に基本的な事として、【医業若しくは歯科医業を提供する者の氏名若しくは名称又は病院若しくは診療所の名称が特定可能であること】これは第一歩としてサイト上で明確に確認できるようにしておいてください。
広告表現の審査抵触で、簡単なものでいえば、地域最安値の歯科矯正、インプラントという表現もガイドラインに抵触します。また最新機器、最新鋭の技術という表現も危ない場合があります。治療時に「痛くない」という表現にも注意が必要です。「痛み」や「苦痛」の感じ方には個人差があるからです。

これは媒体基準というものもありますが、医療法および厚生労働省が定める医療広告ガイドラインに沿う事が基本的なベースとなっていますので、出稿を検討される場合は、ご確認をお勧めいたします。
大きく見て、虚偽広告、誇大広告、他院比較による優位性、結果効果に関する体験談、誤認を招くBeforeAfterの写真の使用などは最も注意が必要です。
虚偽なんてしていないと思っていても、一般の患者目線で見たときに誤解を招くような表現をしてしまうと虚偽に当たってしまうので、注意して運用してください。
Yahoo!は、以下を広告できないとして明示しているので、審査の厳しいYahoo!への出稿を検討している場合は確認が必要となります。
・専門外来
・死亡率、術後生存率等
・未承認医薬品による治療の内容
・著名人の治療実績
・医師の手術件数
胸部外科認定医が治療いたします。
→このような書き方はあまりされないかもしれませんが、この表現は「広告可能な医師の専門性の資格名でない」ため、広告ができません。
・10万人以上の方が当院へご相談いただいています。
・2018年度セラミック症例数20,000件の実績があります。
→このような表現に関して
外来患者数等の広告をする際には、当該患者数に係る期間を暦月単位で併記する必要があり、施術件数について広告をする際には、当該件数に係る期間を暦月単位で併記する必要があります。
2週間で90%の患者で効果がみられます。
→このような表現も個々の患者の状態によりその結果は異なるもののため掲載できません。
術後すぐに効果が見られます!
→個々の患者の状態によりその結果は異なるもののため掲載できません。
安心安全を訴求する広告も増えていますが、絶対安心!絶対安全!という断定ももちろんNGです。
他院比較でいうと、
・肝臓がんの治療では、日本有数の実績を有する病院です
・当院は県内一の医師数を誇ります
・○○(医療機器)を九州で初導入した
これらも掲載できない表現になっていますので、表現を変えて検討する必要があります。
誇大広告では、世界が認めた、権威のある方が認めているという表現も難しいでしょう。
さらに最後に体験談の声については、リラックスできたという表現や交通の便が良い、綺麗だった、予約制で待ち時間が短いという内容は大丈夫なのですが、疲れが取れたという表現であっても体験談による効果効能の訴求は誤認を招くとなってしまうので掲載できません。
また整形や公費負担のできない歯科医療で注意が必要なものがキャンペーンです。
・今なら○円でキャンペーン実施中
・入会金・会費無料!!全施術30%OFF
・新春お年玉キャペーン!SNSのお友達追加で○○の施術が無料
・来院者に〇〇プレゼント!
といったものは表現できないことが多いのです。この理由は治療技術、医療行為、に対する品位を損ねる内容の広告という認識で棄却されるので実施前に確認をしてみてください。
